【店主より皆さまへ】こんな時、だからこそ。
瀬戸内の海は今日も穏やかで、 暖かな日差しと満開の桜にオリーブの芽吹き。新型コロナウイルスの猛威による、人々の緊迫が嘘のように、 自然界は驚くほど変わらぬ春の訪れです。 しかしメディアからは、世界中の状況の厳しさが、日々伝わってきます。
小豆島も決して例外ではなく、 こんな穏やかな島にも日増しにその影響を感じる様になりました。 私どもの宿泊業界でも、僕の先輩や後輩たちの宿やホテルが、 倒産や休業の道を選んだり…と、かなり深刻になってきています。
四月に入り、真里もご予約キャンセルのご連絡を一層多くいただいております。
日々刻々と変わる状況・情報の中、色々な葛藤と判断の繰り返しですが、 真里として精一杯の気持ちを持ち、一日一日をより大切に向き合って参ります。
またこの事態における、私どもの現段階での対応につきましては、 以下にまとめておりますので、よろしければご覧ください。
【新型コロナウイルス(COVID-19)の 感染予防・拡散防止策について】
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さて、真里には、大切なルールがあります。
それは【真里イズム】。
私ども「有限会社真里」の理念です。
五年前から、人を大切にする「人本経営」を軸に、 社内環境を改善していますが、その大黒柱がこのイズムです。
「なぜ働くのか?」
「何を大切に働くのか?」
「それは、人として正しいか否か?」
「それは、自然か不自然か?」
真里が大切に守るのは、 日々働いてくれているスタッフ、そしてその家族の皆さん。 それから、真里の仕入先さん、生産者の皆さんに、 宿をいつも温かく見守り支えてくださる、地域の皆さん。 そしてもちろん、真里を楽しみに訪れてくださる、お客様の皆様。
こんな時、だからこそ。
いま私たちにできること、すべきことは何かと日々自問しながら、 この未曾有の危機がもたらす、人々の不安定な心に、 一服の安らぎをご提供できますよう、微力ながらも努めて参ります。
世界中の人々が、より安心して過ごせる日々が参りますことを、 小豆島よりお祈り申し上げます。
島宿真里 海音真里 三風舎
店主 眞渡康之